2018年12月アーカイブ

「リーンな車両開発プロセスへの挑戦―デジタルエンジニアリングの活用」

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 イブニングフォーラムは50名弱の熱心な聴講者の参加で盛会裏に終了。年末の時期のお忙しい時に参加頂き有難うございました。写真と講演資料アップ(下記の<プログラム>講師名の後)しておきます。

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 いつもESD21の活動に多大のご支援を賜りありがとうございます。100年に一度の大変革の時代と言われ、その技術的けん引役は情報通信技術(ICT)と言っても過言ではない。自動車産業がグローバル化、大競争時代に入ったのは日本経済のバブル崩壊の90年代初。ボーイングが3次元CAD/CAMによるデジタルモックアップを777開発に適用した報道や、クライスラーの「ネオン」が発表され、画期的な開発期間短縮や安価な販売価格は、日本の全自動車産業を震撼とさせた記憶がある。そのような背景には米国の製造業競争力回復のため軍需産業で培われてきたデジタルエンジニアリング技術の民生移転・展開もあります。

 爾来、航空機や車の設計開発が3次元モデルの時代に入り、3次元CAD/CAM/CAE、3次元シミュレータの適用が90年代中頃に商用化されたインターネットと共に、製造業だけでなく、広く日本経済として産業の高度情報化時代が始まった。

 トヨタは3次元CAD/CAM/CAEの流れの中で、90年代後半にトヨタ独自のCAD/CAMを開発し、2000年初めに発売したヴィッツやカローラに適用した。しかし、トヨタのグローバル展開の過程で、海外の部品サプライヤとの部品・車両データの共有で大きなネックとなり、結果的には自前主義を棄て、ボデー系は仏ダッソーシステムのCATIA、ユニット系ではパラメトリック社のPro/Eに切り替える事になる。トヨタでは新車開発のリードタイム短縮のための並行設計・評価活動をSE活動と呼ぶ。生産準備部門などの後工程が設計段階まで入り、3次元モデルとシミュレーションツールを適用したフロントローディングおよび大部屋によるSE活動が推進されてきた。人とITツールによる設計・生産準備でなる製品開発をデジタルエンジニアリングと定義できるが、ボデー開発対象のV-Comm、部品開発対象のCASEと呼ばれたITツールが国内外50箇所以上に適用されてきた。

 今回登壇頂く根岸氏はトヨタのV-Comm開発者であり、新車のリードタイム短縮へのSE活動に取組んできた貢献者の一人。貴重な機会ですので、ご関心の皆様には是非参加頂きたくご案内いたします。

略語  SE:Simultaneous Engineering V-Comm: Virtual &Visula Communication  CASE: Commuputre Integrated SE

参考資料(経営情報学会研究会掲載): トヨタ情報システム小史(経営情報学会2010).pdf

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================== 記   ==================

  1. 日時 : 平成30年12月19日(水)<18:00受付>18:15~19:45
  2. 場所 :「東桜会館」<第2会議室> 地下鉄東山線「新栄町」、桜通線「高岳」より各徒歩5分     http://www.chudenfudosan.co.jp/bunka/map/higashisakura
  3. 定員 : 70名(会員優先、先着順)
  4. 会費 : ESD21会員・招待者・入会予定者無料。12月に余席あればビジターご招待

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<プログラム>

  1. 講演テーマ:リーンな車両開発プロセスへの挑戦―デジタルエンジニアリングの活用
  2. 講師: 元トヨタ自動車(株)車両生技部車両情報管理室室長   根岸 孝年 氏    資料(根岸).pdf
  3. 講演概要:自動車業界の生き残り大競争の中、世界的に注目された約20年前の車両開発プロセス改革の事例紹介当時を回想し、現在でも新鮮であろうその考え方・内容を背景とともにご紹介する。
  4. 講師プロフィル

   ・1969年豊田工業高等専門学校機械工学科を卒業、同年トヨタ自動車工業(当時)に入社

   ・約3年のプレス型設計実務を経験後、CAD/CAM/CAEによるエンジニアリング業務のプロセス改革に一貫して従事

   ・主な在籍部署 第二生技部、スタンピングツール部、第三生技部、車両生技部、技術管理部

   ・2003年㈱BPAに出向、2008年ダッソーシステムズ㈱に転籍、2016年現役引退

   ・BPA/ダッソーシステムズ㈱では、広く製造業のデジタルエンジニアリング化の啓発事業活動に従事

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<交流・懇親会>

   講師を囲んだ交流会。 定員:40名、参加費:4千円、トヨタ「葵クラブ」20:00~21:30

<参加申込>

  不明な点は下記にお問合せ下さい。ご参加は下記申込フォームに記入下さい。  E-mail: skuro*esd21.jp (*を@に変更してメール下さい)

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ESD21 共催 中京大学工学部 第39回コロキウム

「小川あきみち 『プロフェッショナルIPv6』 を語る」

クラウドファンディングによって生み出された IPv6 教科書の決定版『プロフェッショナルIPv6』がネットワーク業界で大きな話題となっています。その著者である小川晃通氏をお招きし、書と IPv6 について熱く語って頂きます。

ご関心のある方はどなたでもふるってご参加ください。 (対象としては IPv4 の基礎知識のある技術者を想定しています)

  • 日時:12月11日(火) 15時10分〜17時
  • 会場:中京大学豊田キャンパス 人工知能高等研究所 1F 大会議室
    (隣接の11号館よりお入りください)
    愛知県豊田市貝津町床立101
    http://www.iasai.sist.chukyo-u.ac.jp/abstract.htm
    スクールバスをご利用ください (駐車場も有)
  • 主催:中京大学工学部 (担当 鈴木常彦研究室)
  • 共催:一般社団法人持続可能なモノづくり・人づくり支援協会(略称ESD21), NPO 東海インターネット協議会, 産学連携IPv6実験地域ネットワーク研究会(v6tokai)
  • 講演概要: 「おかげさまで、プロフェッショナルIPv6を出版することができました。
    非常に多くの皆様にご覧いただいています(12月時点で無料版と有料版あわせて約3万部弱)。
    今回の講演では、IPv6に関連する話で見落とされがちな部分や、プロフェッショナルIPv6執筆に関連する裏話などをご紹介いたします。」
  • 著者プロフィール: 技術系ブログ「Geekなぺーじ」管理人。慶應義塾大学にて博士(政策・メディア)取得。IT系エンジニア。プログラミング、テクニカルライティング、コンサルティング、DTP、セミナーや講演なども手がける。著書に『インターネットのカタチ』『マスタリング TCP/IP OpenFlow 編』(オーム社)、『アカマイ 知られざるインターネットの巨人』(KADOKAWAメディアファクトリー)、『ポートとソケットがわかればインターネットがわかる』(技術評論社)など。
  • 参加費: 無料

APSサミットシンポジウム2018

『APSOM2020: -IOT/エッジ/クラウド時代の「ものづくり・ことづくり」-』

主催:特定非営利活動法人 ものづくりAPS推進機構

協賛:一般社団法人持続可能なモノづくり・人づくり支援協会(ESD21)

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ビッグデータ、モノのインターネット、人工知能(AI)、ロボティクス・プロセス・オートメーション(RPA)、etc/ etc、鳴り物入りで数多登場したキーワード達も、ちょっと落ち着いて、ふと気がつけば、いずれITシステムのどこかの道具箱に収まって、出番を待つ体になるのかも知れません。

「ものづくり」の世界では、いまやすっかり定着した「独のIndustrie4.0米のIIC、日のIVI」ですが、I4.0が製造業(Manufacturing Industry)の枠を超えて、全産業を横串にしたデータ・スペースでのデータ流通を指向し、IVIはIVIMとしてインプリメンテーション重視の姿勢を示すなど、それぞれ着実な歩みを進めています。 

一方、米国のテックジャイアント達は、CNCF(Cloud Native Computing Foundation)を軸に、OSSを基盤としたコンテナ技術(docker/Kubernetes/Istioなど)でクラウドでのデファクトを握り、そのポータビリティ、スケーラビリティ、オンデマンド性を武器に、ローカルなエッジの領域にも攻め込もうとする気配です。

すでに、「ものづくり」も、「製品をつくること」から、「製品を通じて、ユーザーに様々な体験を提供すること」にその意味を変え、カイゼンのプロセス自体も、デジタルツインやCPSの登場で様変わりしつつあります。

さらには、業界を越え、異業種異分野とのコラボレーションによるエコシステムの形成こそが価値の創出につながるという認識も広がって、点から線に、メッシュから泡構造にと、その変化は止るところを知りません。

こうした中、「日本のものづくり」が目指すもの・こと・ひとは何か、APSOMが果たすべき役割は何かを、何時に変わらず、いつもにも増して、会場の皆様と共に熱く、静かに語りたいと存じます。皆様の、ふるってのご参加をお待ちいたします。

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~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 記  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  • 日時: 2018年 12月 5日(水)13:15~17:00(受付開始13:00~)

  • 場所: 機械振興会館 地下3階 研修1会議室  東京都港区芝公園(東京タワー横) 

----------- 東京メトロ日比谷線 神谷町駅下車 徒歩8分 http://www.jspmi.or.jp/kaigishitsu/access.html

  • 人数:90名(APSOM会員でなくても参加可能です。)

  • 参加費:無料(懇親会参加者は2,000円)

◇ ◆ ◇ ◇ ◆ ◇  プ ロ グ ラ ム  ◆ ◇ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

受付開始(13;00~) 司会:伊藤昭仁(APSOM戦略企画委員長/シムトップス)

APSサミット2018    (講演者の敬称略)

第一部 テーマ APSOM2020: IOT/エッジ/クラウド時代の「ものづくり・ことづくり」

1.

開会挨拶

13:15-13:30

開会ご挨拶

伊藤 昭仁(APSOM戦略企画委員長/シムトップス)

2.

基調講演(30分)

13:30-14:00

『APSOM2020: テクノロジー、人、そして流れを作るということ』

APSOM理事長/ESD21代表理事/トヨタ社友 黒岩惠

休憩(14:00-14:15)

3.

講演1(45分)

14:15-15:00

『IVIプラットフォームの概要とPSLXへの期待』

IVI理事長/APSOM副理事長 法政大学教授 西岡靖之

4.

質疑応答(60分)

15:00-16:00

『ライトニング・トーク及びディスカッション』<調整中>

APSOM各委員長(伊藤戦略企画委員長、、吉村産業応用委員長、

川内教育普及委員長)、佐々木副理事長、ほかAPSOMメンバー/

会場有志<調整中>

休憩(16:00-16:15)

第二部 『APSOM活動報告』

5.

16:15-16:55

委員会活動報告及び今後の計画

(産業応用委員会、MESX-JP、及び会員有志によるライトニング・トーク)<調整中>

質疑応答

6.

16:55-17:00

閉会挨拶 佐々木宏明(APSOM副理事長/横河ソリューションサービス)

懇親会

17:00-19:00

機械振興会館5F 倶楽部1 (有志による懇親会の場をご用意しております。参加費は2,000円を予定いたしております)

※講演内容は変更される場合もございます、最新情報はAPSOMホームページでご確認ください。

申し込み方法 APSOMホームページ(https://apsom.org/contact/application.html

よりお申込み下さい。

参加申込みは、ESD21の黒岩:skuro*esd21.jp (*は@に変更)にメール頂いても結構です。

定款   会員規約   プライバシーポリシー   リーフレット