ESD21研究会「わくわくJIT研」全体会合ご案内
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ESD21では、全社最適ジャスト・イン・タイム研究会(略称:わくわくJIT研)を、3年間継続的に開催しています。新年度に当たり「わくわくJIT研」の全体会合を開催します。研究会に参加登録されてないTPSにご関心の方も参加歓迎します。後部の参加登録フォームに必要事項登録の上、ご参加下さい。
研究会主査:河田 信 副主査;野村 政弘
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「TPS導入はなぜうまくいかいのか?」
わくわくJIT研究会は「グローバル市場で無敵の競争力を生む、といわれて久しいトヨタ生産方式(TPS)の10%程度と言われる低い普及率を、何とか40~50% 位に高められないかという問題意識で発足したトヨタOB、企業幹部、大学教員などの協同研究チームです。
① 先ず、数少ない成功事例から分かってきたことは、そもそも、社長の本気度と社員が「わくわくする」というメンタル面が鍵ということでした。
② そのメンタル面を支えるのが、「人や機械が1個でも多く作るのが大事」という「稼働中心」の文化を、「モノが、途中で寝たりしないでスーと流れるのが大事」という「モノの流れ速度」優先の文化の切り替えに成功すると、現場の風景が突然一変し、業績のV字回復が実現するという事実でした。
③ このような、文化の切替えは、理屈で説くのは至難の技ですが、「紙飛行機折り」のようなゲームを皆で楽しむと、なんと1日程度でも切り換え可能であるということも分かってきました。
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(まだ足りないこと)
しかし、日本にまだ足りないのは、「カネの流れ」のスピードです。オフィスでは、いまだに手作業で売掛金や買掛金の消込みを月末バッチ処理で行う中小企業が大半で、これが直らないと、サプライチエーンでの小ロット化による流れ創りが一定以上進まないという深刻な問題にぶつかります。さらに「盆・暮れ払い」とまで言われる中小企業を悩ます支払いサイトの長さです。これらを解決するために私達が打ち出したのが、「取引伝票のQRコード化」と「当日検収・翌日支払い」までを射程に入れた、「つなぐITコンソーシアム(代表幹事グローバルワイズ伊原社長)、全国区で承認された普及展開活動です。
つなぐITコンソーシアム「中小企業共通EDI」:https://tsunagu-it.com/cons/
そこで、わくわくJIT研第3ラウンドは、ESD21のメンバーはもちろん、ビジター企業のご参加も、次の各レベルで歓迎しております。
① 商流・金流のFinTech改善(取引伝票のQRコード化、消費税対応など含む)
② IoTツール(タブレット)を加えた物流,商流・金流の視える化、統合システム
③ SCCC(サプライチエーン資金循環速度)など流れ改善KPIによる分析と活用
①~③ のすべてあるいは①だけという形のいずれも参加可能です。普及展開の予算はある程度ESD21のご配慮でも確保されており、原則無料です。但し相談員の能力に限りがあるということはお含みください。
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■わくわくJIT研第3ラウンド全体会合 第4回開催予定■
●日時: 4月23日(火) 15:00-(17:30終了予定)
●場所 名城大学天白キャンパス タワー75 T1002会議室 https://www.meijo-u.ac.jp/about/campus/tempaku.html
●予定議題
1 JIT経営改善 (マレーシア、 古川電機、イラン、ミヤンマ他 )
2 取引情報リアルタイム化関連
(1)中小企業共通EDI, 全銀ZEDI、実証調査結果(兼子、平野)
(2)今後の普及展開「つなぐITコンソーシアム」
・モノの流れとカネの流れ(商流・金流)の統合
・ESD21会員中小企業の参画呼びかけ (入出金消込み、オフィス生産性)
・FinTech QRコード化対応 (岸田、野村)
・「現地現物+タブレット端末」の新TPS作戦 (兼子、鈴木)
・財務分析(SCCC他)+ 骨太方針、消費増税の政府筋関連(兼子、河田)
(3) 「つなぐITコンソーシアム」への参加企業募集
3 自由提案歓迎
●懇親会: 18:00頃~ 会場周辺予定 お申し込みは登録フォームにて、キャンセルは事前連絡下さい。
●研究会のお問合せ:研究会主査のメールアドレス、河田信 <mkawada@ccalumni.meijo-u.ac.jp>、事務局、神谷<k_haru37@hotmail.com> 宛に直接メール下さい。参加回答は、〆4月9日頃までにご連絡ください。
以上