(終了)ESD21「企業間EC/EDIから始まるサプライチェーンと新たな展開」

企業間EC/EDIから始まる繋がる製造業に向けて

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 先日は35度近くの暑い中でセミナー、懇親会とも満席になるほどの多くの方に参加頂き有難うございました。ESD21では企業間EC/EDIとそれに伴う自動車部品メーカのIT化支援のために、創設から2014年まで、事業テーマ「TPS/生産管理/EDI」を設定し最大130名に参加頂きました。しかし、2015年よりIndustry4.0 による、新しいICT(IoT,AI,ビッグデータ)による生産革新とビジネスモデルが要請され、企業間EC/EDIのテーマはお留守にしたため、集客に心配しましたが、新しい方々にも参加頂き当日講演の皆様も悦んでおります。

 筆者らがトヨタの「e-かんばん」を1990年初のトヨタの遠隔工場(九州、北海道)建設に合わせて開発・導入。2000年代以降に国のIT化施策に伴う電子商取引推進協会(ECOM)、トヨタ退社後には、中小企業へのXML/EDIのASPサービス普及団体「COXEC」で企業間EC/EDIの普及支援。2010年代後半になって自動車部品業界対象に「トヨタWG共通EDI推進協会」、さらに2016年の中小企業庁の「データ連携システム整備委員会」、「つなぐITコンソーシアム」などが立ち上がり、企業間EC/EDIが本格的に展開により、「売り・買い、造り」でなる中小中堅企業へのIT化は喫緊の課題となっていきます。

 ESD21は「TPSとIT」、「改善と改革」による生産性向上支援を狙った団体。今後は、TPSによる「生産・物流」のリードタイム短縮だけでなく、サプライチェーン全体での「情報流(商流・金流)」のリードタイム短縮を狙った活動を、皆様とともに推進したく、ご支援お願い申し上げます。文責:黒岩惠

 当日の写真と講演者の公開用資料をプログラムの講演者名の後にアップ。ご参照ください。<セミナー案内の前文は最後尾に移動しています。>

山口様.jpg兼子様.jpg河田先生.jpg

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~~~~~~~~~~~~~  記   ~~~~~~~~~~~~~

●日時:7月30日(火)13:20~17:30

●会場:東桜会館 <集会室>  定員:72名

    http://www.chudenfudosan.co.jp/bunka/map/higashisakura

   地下鉄東山線「新栄町」1番出口、桜通線「高岳」駅3番出口、各出口徒歩5分

●参加費: 定員72名 無料、ESD21会員優先ですが、ご関心あるビジターの参加も歓迎します。

●講演プログラム

〇第一部:企業間EC/EDIから始まる繋がる製造業に向けて                  (13:20~15:50)

① 黒岩惠:主催者挨拶とESD21からのメッセ-ジ(35分) 資料(黒岩).pdf

以下、講演スライド(e-かんばん、WARPなど)参考資料 ⇒ トヨタ情報システム小史(経営情報学会2010).pdf

② 山口弘文氏:トヨタWG共通EDI推進協会理事(55分) 資料(山口).pdf

  テーマ: かんばん方式と自動車部品業界共通EDIの展開

  <概要>トヨタグループの仕入先間での部品調達の効率化を目指し、EDIを活用した"かんばん"による部品調達の標準化への取り組みと、サービスの概要、及び今後の展開について紹介する。

③ 伊原栄一氏:グローバルワイズ代表取締役社長 当日出講不可(資料のみ) 資料(伊原).pdf

  テーマ:DXの実現へ、つなぐITコンソーシアム「中小企業共通EDI」の展開 DX=Digital Transfrmation)

  <概要>2017年中小企業庁委託事業「次世代企業間連携事業実証」で12プロジェクトを行う。普及の ため、2018年「つなぐITコンソーシアム」を設立、昨年度は金融EDI実証を行い、DXに向けた企業間取引の普及を目指す。

④ 兼子邦彦氏:クラウドサービス推進機構特別研究員 (30分) 資料(兼子).pdf

  テーマ: 中小企業共通EDI/金融EDI及び「SCCC協議会」発足経緯

  <概要>中小企業の受発注は手書き伝票・FAXが主流となっている。そのため処理ミスもあり工数 も掛かっている。そこで、その対応策を紹介する。また、金流を良くするための協議会発足の経緯も紹介する。

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<休憩>

〇第二部:ESD21「わくわくJIT研」と「SCCC協議会」関連                 (15:40~17:25)

① JIT経営改善報告 (マレーシア、 古川電機 )   マレーシア事情⇒ 資料(鈴木).pdf

             資料(古川電機).pdf   資料(古川電機、グローバルワイズ).pdf

② 岸田賢次氏(名古屋学院大学名誉教授) 資料(岸田).pdf

  テーマ 「適格請求書QRコードのタグ標準化への試み」

③ 野村政弘氏(リネットジャパン、元デンソー) 資料(野村).pdf

  テーマ 「QRコードによる受発注伝票類のワンタッチ入力化」~ 伝票類・紙情報のリアルタイム入力処理の実現に向けて

④ 河田信 氏(名城大名誉教授/ESD21わくわくJIT研主査) 資料(河田).pdf

  テーマ 「SCCC協議会事業全体構想と会員」

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●交流・懇親会: トヨタ社友会「葵クラブ」を予定。定員40名、会費4千円                (18:00~20:00)

●参加申込、お問合せ:参加登録は下記申込フォームにて、お問い合わせは黒岩(skuro@esd21.jp)までメールでお願いします。(アンケートについてのお問合せもどうぞ)

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企業間EC/EDIから始まる繋がる製造業に向けて

主催:一般社団法人「持続可能なモノづくり・人づくり支援協(ESD21)」

協賛:CSPA中部部会(クラウドサービス推進機構)

 ESD21も今年で創立10年となり、72日の特別講演会も満席(230名)との報は、ひとえに皆様のおかげと深くお礼申し上げます。ESD21設立の狙いは、「TPSIT」による「改善と改革」による個人と企業の競争力向上支援。設立の大きなきっかけは、トヨタ現職で「TPSIT化」、「e-かんばん」の推進役であった事、電子商取引協議会(ECOM)など国のIT化施策で、デジタル経済の制度設計や企業のe-ビジネス転換の訴求活動で、自動車部品業の企業間EC/EDI開発・展開支援である。ESD21設立時には生産管理/EDI事業で、EC/EDIと中小製造業のIT化に関して出講の機会も頂いた。注:下線文のクリックによりpdf資料参照可

2011ESD21「トヨタの生産情報システムとかんばん方式」講演資料.pdf

2013APSOM「自動部品業界のEDI標準化によるEC/IT化の進展」.pdf

 爾来数年経ち、GAFAや中国のBATの台頭が製造業に大きな影響力をもたらしつつある現在、ドイツが提唱したIndustry4.0などで伝統的製造業の経営革新が強調され、持続可能な製造業に向けて、大企業から中堅中小までサプライチェーン全体の「繋ぐ化(Connected)」が喫緊の課題となっている。第一部として自動車部品業界へのEC/EDIに取組んでいるトヨタWG共通EDI推進協会理事の山口氏、さらに中小企業共通EDIおよび金融EDIの関係で活躍しているESD21会員講師に出講頂きます。 第二部では、ESD21の「わくわくJIT研究会(主査:河田名城大名誉教授)」メンバーから、SCCC(サプライチエーン資金循環速度)指標による生産性向上を意図して新設される「SCCC協議会」の活動内容を紹介します。 

注:GAFA Google, Amazon, Facebook, Apple)、BAT(Baidu, Alibaba, Tencent) は、米中のネットサービスの大手IT企業

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