特別企画Webセミナー
自動運転の最新の取り組み〜実用化に向けてのチャレンジ
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今年度第3回目の特別企画セミナーは、70名を超える皆様にご参加をいただきました。ありがとうございました。
講演「ビジョンを実現するためのオープン戦略」では、自動運転オープンソースの概要を中心に講師の井形氏に実例を交えて幅広く説明いただきました。井形氏からは講演翌日、自動運転に対する参加者の皆様の「不安と期待」が大きいことを知り、今後の活動にも有意義だったというメッセージを頂いております。何かと行き届かない点も多くあったと存じますが、今後ともESD21のセミナーをご支援よろしくお願い申し上げます。(文責:大鹿)
<案内文>
自動車産業は100年に一度の変革期を迎えているとされ、その中核を指すCASEという言葉をよく聞くようになりました。
すなわち、Connected(コネクテッド)、Autonomous(自動運転)、Sharing(シェアリング)、Electric(電動化)です。
夢の技術であった自動運転は急速に身近なものになりつつあります。
そこで今回、自動運転ソフトに取り組んでおられる井形弘氏(略歴は下記末尾参照)を講師にお迎えすることにしました。井形氏に、自動運転の実用化に挑むティアフォーのユニークな取り組みについてご紹介いただきます。自動運転に関する様々な疑問にも答えていただけると存じます。
ソフト開発の現場と自動運転社会に関心ある多くの皆さまのご参加をお願い申し上げます。
~~記~~
■日時:2021年8月25日(水)15:00〜17:00 (接続受付開始:14:40)
■場所:zoom会議室 (URLは参加者へメールでお知らせします)
■定員:80名(会員優先。ビジターの受付は8月9日より。申し込み先着順) 参加費無料
■プログラム: 進行:理事 高坂 匠
15:00〜15:10 開会挨拶 代表理事 黒岩 惠 ⇒ 挨拶とLT(黒岩).pdf
15:10〜15:30 「自動運転への不安と期待」 トヨタOB/ESD21理事 大鹿秀正 ⇒ 自動運転への不安と期待(大鹿).pdf
自動運転が進んでこれからの社会はどうなるのか、
産業構造がどう変化するか、
私たちへどんな影響があるか・・・
~免許返納が近いドライバーの視点で、講師の井形氏へいくつかの疑問をぶつけて、本講演につなぎます
15:30〜15:40 休憩
15:40〜17:00 Intelligent Vehicles for Everyone ~ビジョンを実現するためのオープン戦略~
1.ビデオによるティアフォーのプロジェクト紹介
(西新宿/塩尻 ロボタクシー、モリコロパーク内、運行管理システム、超小型物流、工場内搬送、等)
2.オープンソース自動運転ソフト Autoware の概要
- Pilot.Auto(Autowareを用いた自動運転キット)
- Autowareの自動運転制御の概要(シミュレーション画面を用いて解説)
- Web.Auto(Autowareによるサービスを支えるツール群:シミュレーション、遠隔監視、運行管理等)
3.MIH(鴻海/FoxconnのオープンEVプラットフォーム)との提携
4.ティアフォーのビジネスモデル
5.社会実装への取り組みとその狙い
講師:株式会社ティアフォー 開発本部・事業本部 井形 弘 氏
■講師(井形 弘 氏)の略歴:
東京大学工学部舶用機械工学科卒業。1984年 トヨタ自動車(株)入社、ブレーキとシャシー系制御システムの設計と実験、技術部門組織企画、産学連携等に従事した後、2001年より(株)トヨタIT開発センターに出向、先端ITの自動車への応用に従事。2017年 トヨタ自動車 コネクティッドカンパニーに復帰し自動運転MaaS車両の企画に従事、2018年 Uber ATGとの自動運転車共同開発のため米国TMNAに赴任。2020年 トヨタを定年退職し、日本の自動運転スタートアップ企業ティアフォーに就職。機械工学修士(1996年 MIT)
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