特別企画Webセミナー「アート思考のものづくり」
~日本企業が再び世界を牽引するために必要な顧客価値イノベーション~
「モノからコトへ」と言われる中で、デザイン思考などの手法が取りざたされています。ユーザー満足を目標とするデザイン思考を超えて、ユーザーの想定を超えた感動をもたらすものが、自ら強く信じる哲学や信念を表現する「アート思考」といえるでしょう。かつて、技術的な機能の高さなどカタログスペックで明示できる形式的な価値が企業の競争優位を規定していた時もありましたが、現在は、消費財であれば、心地よいユーザビリティや心を動かされるデザイン、生産財であれば顧客企業に経済的価値をもたらすソリューション提案など、単純な商品仕様を超えた暗黙的な顧客価値(意味的価値)が競争力を左右する時代となっています。
今回は、SEDAモデル(Science, Engineering, Design, Art)を提言し、意味的価値やデザイン思考、更にはそれを超えるアート思考への取り組み方を説明いただきます。マツダの魂動デザインに加えて、アップル・ダイソン・キーエンス等の事例を使い、真の顧客価値イノベーションに向けた技術経営をわかりやすく説明していただきます。
~~~ 記 ~~~
■ 日時:2021年11月24日(水)16:00~17:40 (受付開始15:40)
■ 場所:Zoom会議室(URLは申込者に1日前に メールでお知らせします)
■ 定員:60名 (ESD21会員優先、11月1日よりビジター歓迎、参加費無料)
■ 講師: 延岡健太郎 氏 大阪大学大学院経済学研究科教授
■ プログラム:
16:00~16:05 挨拶 ESD21理事
16:05~17:05 講演と質疑応答 講演時間:1時間、2020_11ESD21配布.pdf
ー休憩 5分ー
17:10~17:40 質疑応答:30分
■「講演内容」:著書「アート思考のものづくり」より
■講師略歴
延岡健太郎
大阪大学 大学院経済学研究科 教授
1981年大阪大学工学部卒業。マツダ(株)入社、商品戦略担当。88年マサチューセッツ工科大学(MIT)経営学修士(MBA)、93年同経営学博士(Ph.D)。94年神戸大学経済経営研究所助教授、99年同教授。2008年より一橋大学イノベーション研究センター教授。12年より同センター長。2018年より大阪大学大学院経済学研究科教授。専門は経営戦略、経営組織、技術経営。主な著作:『MOT[技術経営]入門』『価値づくり経営の論理』『アート思考のものづくり』など。