(終了)令和3年8月20日ESD21「TPS&生産性向上」第2回Webフォーラム

(終了)ESD21「TPS&生産性向上」第2回Webフォーラム

「改善を促し持続させるトヨタ方式の2本柱」

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 盆明けすぐのフォーラムも60名弱参加登録頂き、40名前後のWeb会議参加の方には感謝申し上げます。100名のZoom会議と違い、スクリーンから参加者の顔をイメージでき、進行役としてはこの参加者数が良い。最初にお話しの様に、TPSの基本を学ぶ有料研修会は東海地区には多数ありますし、ネットや下記の様なYouTubeなど教材は沢山ある。TPS初心者も参加歓迎ですが本フォーラムは中上級者対象、ご理解下さい。講演者と小生の資料は、下記の案内のプログラム欄にアップしています。

https://www.youtube.com/watch?v=J0nO-04ArBs (38秒) https://www.youtube.com/watchv=GGJt8VUu4cc (28分3秒)

 TPSの導入にはトップの役割が重要ですが、トップが交代してもTPSが定着するための重要な2つの指標として、①原価改善率と②能率、との説明は説得力大きい。海外でのTPSの展開について、現パナソニックの松下電器に転籍し、同社の中国(上海)工場と近隣のオムロンとの比較では、「オムロンの離職率の方が圧倒的に低いのは何故か?」の解は明確。オムロンの総経理は頻繁に現場に行くが、松下の総経理は現場に行かず「役員室」に居るだけで、トップと現場作業者の「心が通っていない」点を指摘。筆者の経験も同じ。トヨタがUSで84年にGMと合併しNUMMIを立ち上げた時の話。現場作業者のマネジメント層(トヨタの工長に相当)数人と懇談で彼らの発言。「NUMMIではトヨタのトップが自分達と同じカフェテリアで同じ昼食を取る」、「創意工夫提案にスタッフの支援もあり、時々指導してくれる」と。職能組合など労働慣行の違い(TPSで重要な多能工など)でTPS導入に苦労する点は多く、海外でのTPS展開の難しさを強調する人は多い。しかし「心を通わせる」、「人の尊厳を守り、大切にする」姿勢を行動で示せば、多様性の海外でもTPSは展開できる、と自分自身は信じている。(文責:黒岩)

<以下、案内文>

今年のTPS関連事業のイベントは、「TPS&生産性向上」として月1回の開催を予定しております。 一昨年12月開催のTPS連続講座では、4名のトヨタOBから、多方面の事例と視点でTPS/Lean方式を語って頂きました。Face to Faceの会議はこれを最後に、昨年は、全てのESD21のイベントでWebセミナーが余儀なくされ、ミャンマーの製造業対象にTPSとモノづくり指導、さらにソフトウェ開発者のTPS入門セミナーを実施。今年は、TPSの企業指導に経験豊富な講師1,2名/1回を招請してWebフォーラムを開催します。

 共通テーマは、「TPS&生産性向上」として、生産現場の改善だけでなく、ホワイトカラーの働き方改革、さらにソフトウェア開発の生産性向上まで範囲を広げます。DX時代が強調され、製造業においても益々ソフトウェアの価値が重要視されます。TPSを源流とするAgile手法(Lean/AgileプロセスやローコードAgile)も、今年から再度テーマとして取り上げる予定です。

 第2回では、トヨタのCEOの指示でTPS指導のために現パナソニック社の生産性本部に異動され、多くの実績を残されたESD21会員の竹内様に登場頂きます。ESD21での出講は、第1回のTPS連続講座で2015年。この年以来、日本の産業界ではドイツのIndustry4.0 が喧伝され、経済産業省中心にRRI、IoTコンソーシアム、そして機械学会中心にIVIが発足され、現在のデジタル庁の動きやDX(Digital Transformation)が強調されてきました。しかし、ESD21の主張は、DXと同時にLX(Lean Transformation)すなわち、日本の強みであるTPS導入の重要性を訴求しています。

・竹内様の講演資料: 20151126TPS導入の失敗事例から学ぶ.pdf

・ 2015年の講演風景の写真、資料( メイン講師の竹内様、川口様の資料とオープニングで黒岩の資料もUP)https://www.esd21.jp/news/2015/11/esd21tpsleantps.html

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■日時:令和3年8月20日(金)16:00~17:45 (接続受付開始15:40)
■場所:Zoom会議室(URLは申込者に2日前に メールでお知らせします)
■定員:60 名(ESD21会員優先、ビジターの方は8月6日から参加申し込み受付)参加費:無料 

■プログラム:
 〇 16:00~16:10 挨拶と進行     ESD21代表理事 黒岩惠 ⇒  「TPSと生産性向上」第2回フォーラム(黒岩).pdf

 〇 16:10~17:45 講演と質疑応答 講演時間:1時間、質疑応答:30分

■講師: (株)TSC取締役社長 竹内鉦造 氏    ⇒  「改善継続の力」公開資料(竹内).pdf

「テーマ」: 改善を促し持続させるトヨタ方式の2本柱

■講演概要: トヨタ自動車から松下電器産業に転籍して初めてトヨタ自動車の素晴らしい仕組みが判った、それはTPS活動が長く持続する仕組みであり、且つモノづくり現場での改善努力が公平に評価される仕組みである。この仕組みが長く継続されるので、トップが交代しても何世代も評価軸が変化せず継続的な改善が進んでいる。TPS指導で改善が進み実績を上げた企業でもトップが交代し、トップの考えが変わるとTPS活動が衰退して行った多くお企業を見てきた。持続改善を可能にするには、トップの姿勢もあるが、良い改善が評価されると同時に実施者が満足する仕組みが必要である。今回は生産性と管理原価の評価指標と仕組みについて話す。

 (1)製造部署の改善力を平等に評価する2つの指標

 (2)その一つの管理原価のトヨタ自動車の仕組み

 (3)もう一つの能率

 (4)能率の導入方法

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■お問合せ、参加お申込み:

  下記の登録フォームで参加申込み下さい。お問い合わせは、黒岩(skuro*esd21.jp)まで、メールでお願いします。
*を@に置き換えてからメールをお送りください。

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(株)TSC取締役社長 竹内鉦造 氏

講師略歴:1971年トヨタ自動車工業(株)に入社。本社工場、第5生産技術部、元町工場成形部部長を経て、元町工場TPS主査 兼 工務部工場改革推進室主査を歴任。2003年12月松下電器産業(株)(現・パナソニック(株))出向4月転籍。生産革新本部副本部長 兼 製造工程革新センター所長を経て、2007年7月生産革新本部顧問に就任。パナソニックグループのモノづくり全般に関する指導・助言を担当、2009年6月に退職。同年7月に(株)TSCを設立。これまでの経験を生かし生産革新・現場革新のコンサルティングを行っている。


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