ESD21会員の皆様
令和2年8月8日
ESD21 顧問・理事 鈴木明夫(日本側)
理事 佐土井有里 (ミャンマー側)
去る8月6日開催の第3回目のWEB会議にご参加頂きありがとうございました。
過去2回の会議を踏まえ一層の準備が奏功し、両国側参加関係企業間でのビジネスマッチング具体化の機会になり、また要望に対する適確なアドバイスもでき意義のある会議となりました。
特に、今回は特別ゲストとして(株)豊田自動織機 元会長の磯谷智生さんをお迎えしミャンマー側から多く出た社員教育についての質問に対する下記のコメントを会議後に頂きました。
1.「ESD21がミャンマー発展の一助に「TPS-トヨタウエイ」による「人材育成」の支援策として「名工大工場長養成塾」(磯谷さんは養成塾立上時の推進リーダー)をモデルにして「気づく力」と「考え行動する力」を養うために実践、実習などのカリキュラムを通じて、どこの現場にも共通する問題に気づき、体験を自社の工場にあてはめ、問題の発見能力を高める「気づき」の指導計画はぜひ進めて欲しい。
2.そのためには社長としての社是、ビジョン、方針によりどのような社員に育成したいのかを明確にするべき。例えばトヨタグループではどんな時代でも、いかなる変化に対しても、乗り越えて行くのは人。豊田佐吉翁の遺志の「豊田綱領」を原点にモノづくりの心を歴史から学び、「TPS」と「原価低減」を通じて人を育て、人を中心とする価値観で、「モノづくりの心」と「働き方改革は働く心構えと働きがいも大事」の気持ちのもとお客様に満足してもらえる製品をつくり、未来の社会を築いているのがトヨタグループの凄さであるのでミャンマーでもぜひこのトヨタウエイを実践して欲しい。
各企業の発表資料につきましては、プログラムの資料のクリックでダウンロードできます。
(文責 鈴木明夫)
第3回「日本/ミャンマービジネス環境改善オンライン共同会議」開催のお知らせ
去る7月9日及び7月22日に続き第3回目のWEB会議を開催いたします。
2回の会議でミャンマー企業がもつ多くの課題解決への強い熱意が伝わり日本側へのアドバイス支援も活発に行われ内容の充実した共同会議となっています。
ミャンマーに訪問されたことがない方々にも居ながらにしてミャンマーの雰囲気を見ることができ大好評です。第3回目にはさらに期待ができますのでぜひご参加頂きますようにご案内申し上げます。
第1回目・2回目の各講師の発表資料につきましては、下記URLでプログラムの資料のクリックでダウンロードできますのでご参照下さい。
第1回 https://www.esd21.jp/news/2020/07/post-41.html
第2回 https://www.esd21.jp/news/2020/07/722.html
記
●テーマ:第3回「 日本・ミャンマービジネス環境改善オンライン共同会議(Zoom)」
●開催日時:8月6日(木 )16:00~18:00(日本時間)
●共催:ESD21/MIMC(マンダレー工業団地運営委員会)
後援:公益財団法人あいち産業振興機構
●定員:100名(お申込み先着順)
●プログラム:
15:30 Zoom受付開始
16:00 開会宣言 第3回ミャンマー共同会議.pdf
① ミャンマー側紹介企業3社の概要と日本への質問・要望事項及び
日本側からの回答やアドバイス
1)社名:CYT 製品:綿糸 工程:紡績
Cotton Yarn Textile(CYT) 日本語.pdf
2)社名:Mandalar Shwe Thi He 製品:農機用アタッチメント部分 工程:設計・製造(農機の耕作部分を農家の要望に従い設計製造)
Mandalar Shwe Thi Ha Mandalay Factory 日本語.pdf
3)社名:Hteik Tann 製品:製本 工程:印刷・製本 (教科書・テキスト類の印刷製本。日本製印刷機使用(シノハラとコモリコーポレーション)
Hteik Tann 日本語.pdf
②今回の第1~3回の共同会議を踏まえてのミャンマー製造業の課題解決の今後の進め方のESD21提案
ミャンマー課題提案.pdf
18:00 閉会宣言