ESD21「TPS&生産性向上」Webフォーラム
TPSによる食品製造業の生産性向上
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今年度初めての「TPS&生産性向上」のWebフォーラムにESD21会員とビジターの皆様の参加、有難うございました。事務局側の不手際で、チャットに記載頂いた質問の回答ができず申し訳ありません。下記プログラム欄に藤井講師の公開用講演資料をアップ。更に黒岩が挨拶の中で「TPS&生産性向上」フォーラム開始に当たり、使用したスライド含む「愛知県DX人材育成」の講演資料もご参考にアップしておきます。産業界ではDX(Digital Transformation)が喧伝されますが、ESD21の主張は日本の競争力の維持向上のため、全ての企業に、TPSすなわち、LX(Lean Transformation)の重要性を訴求しています。
次回第二回は8月20日予定し会員の方には案内していますが、皆様へのお願いです。今回の質問でも、「TPSとは何ぞや」との基本的な質問がありました。「TPS&生産性向上」Webフォーラムの参加対象者はESD21会員(下記2019年の例はビジター参加費は5千円)で、TPSの中上級者対象です。愛知では中部産業連盟、中部IE協会など有料の専門研修機関が沢山あります。黒岩が創設以来、理事として参加している一般社団法人でも定期的に有料セミナーを実施。さらにESD21の2019年12月のイベントの講師講演資料もぜひご参照ください。 (文責:黒岩)
TMS&TPS検定協会 : 「TPS4級セミナーと検定試験(2日間コース)」詳細はサイトチェック下さい。
2019年12月17日「第7回トヨタ生産方式連続講座」:トヨタOBの専門家4名の登壇講師の講演資料もUp
<以下、開催案内文>
日頃は大変お世話になり、ESD21の活動にご指導、ご支援頂き有難うございます。今年度のESD21のTPS/Lean/Agile 事業では、コロナ禍での定番になったWeb方式による「TPS&生産性向上」を共通テーマとして、毎月の予定で開催します。
TPSと生産性向上の企業指導に経験豊富な講師を招聘して、自由に話題提供頂き、 参加者との意見交換と議論をとおして、生産性向上の本質を学ぶ場がWebフォーラムです。講師の企業指導の経験から、TPSの原理原則や方法論、生産性向上の要諦は何かを、製造業だけでなく、非製造業、さらにホワイトカラー職場やTPSを源流とするAgileソフト開発による生産性向上のヒントを掴んで頂けたら幸いです。
第一回目はESD21会員、(株)経営技術研究所の藤井春雄 氏に出講頂きます。彼は製造業だけでなく、非製造業、サービス業、農業分野など広い範囲でTPS適用に経験豊富な指導者です。ESD21が連携活動をしている飯島町プロジェクトの関係で、「ESD21による町おこし提案」も飯島町で実施頂いています。
<藤井春雄氏のESD21の講演> 講師略歴は「参加登録フォーム」の後に掲載しています。
① テーマ「トヨタ式人財づくり」~人づくりの重要性と"カイゼン"による競争力の向上~
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~~~~~ 記 ~~~~~
■日時:令和3年7月29日(木)16:00~17:40 (接続受付開始15:40)
■場所:Zoom会議室(URLは申込者に2日前に メールでお知らせします)
■定員:60 名(ESD21会員優先、申込先着順)参加費:無料
■講師:株式会社 経営技術研究所〔KGK〕 代表取締役 藤井春雄 氏 ⇒ 講演資料(藤井).pdf
■プログラム:
16:00~16:10 挨拶と進行 代表理事:黒岩惠 ⇒ 愛知県DX人材育成資料(黒岩).pdf
16:10~17:40 講演と質疑応答 講演時間:1時間、質疑応答:30分
「テーマ」: TPSによる食品製造業の生産性向上
■講演概要: 日本の時間当たり労働生産性は、2019年4,866円(購買力平価換算)で、OECD加盟37ヵ国中21位であり、米国(7,816円)の6割の水準である。製造業でみると米国の概ね2/3であるが、サービス業が米国比ほとんどの分野で50%以下で、早急なカイゼンが望まれる。そこで今回の発表では、サービス業に直結する食品製造業部門(米国比生産性60.9%)に的を絞り、TPS手法での数社のカイゼン事例を紹介する。
(1)カイゼン事例紹介(栗きんとん加工、ぶり刺身加工、イチゴパック詰め、穀物乾燥施設、焼き鳥チェーン店)
(2)カイゼンアプローチ:「あるべき姿」演繹法と「IE」帰納法の両方向
(3)IEで現状分析(工程分析・WS・TS・動画)
(4)カイゼン効果:生産性向上1.5倍~2倍
■お問合せ、参加お申込み:
*を@に置き換えてからメールをお送りください。
株式会社 経営技術研究所〔KGK〕 代表取締役 藤井春雄 氏
■講師略歴:1971年4月大同特殊鋼㈱入社。生産管理、生産技術改善(IE,VE,QC)、全社システム開発プロジェクト(物流)リーダーを歴任し、1996年より㈱経営技術研究所 代表取締役。主に経営改善指導[経営指導、改善、TPS(トヨタ生産方式)、TPM、コストダウン指導]と、国内・海外での講演多数。著書には『よくわかる「IE7つ道具」の本』『儲かる「IE七つ道具」の活用術』『よくわかる「ジャスト・イン・タイム」の本』『よくわかる「ポカヨケ」の本』『トヨタ式人財づくり』(日刊工業新聞社)、他がある。中小企業診断士全国大会にて、平成25年度 [中小企業庁長官賞]、令和2年度[日刊工業新聞社賞]を受賞。