2021年11月アーカイブ

「TPS+ITでDX化を提唱するESD21の挑戦」フォーラム
―「あいちDX人材育成研修事業協力成果報告会」―

             主催: 一般社団法人持続可能なモノづくり・人づくり支援協会(略称ESD21)
             後援:公益財団法人あいち産業振興機構、一般社団法人 愛知県鉄工連合会

今回は初の試みの「ウインクあいち」会場とオンラインでのハイブリット形式でのフォーラムに約100名のご参加を頂きありがとうございました。

本年7月からの5ケ月間の研修事業の成果を各研修講師によりご報告し、ご参加の元豊田自動織機社長・会長の磯谷智生さま他多くの方々から今回のフォーラムの企画と各講師の内容についてお褒め頂きました。参加者から「DXの実現が大変手近かで実現が容易という強い印象を受けたのでこの取り組みを中小企業の経営者の方々に事例で軽い体験ができれば素晴らしいと思う」とのコメントもありました。

また、参加者には日本が今後、世界のデジタル革命に取り残されないためには「TPSIT(アジャイルマインド)+デザイン思考+アート思考」による統合的価値創造と人材育成が必要であることをご理解頂けたものと思います。同時に変化に迅速に適応できるITシステム構築には「ユニケージ開発手法」が有効である事もDX第一人者のお二人の大学教授の高い評価があり、今後、ESD21として「三方良し」のスキームで「あいち産業DX推進コンソシアム」の一員として推進してまいりますのでご支援とご協力をお願いします。

※下記のプログラムの 緑字のリンクをクリックしますと、資料が見られます。

(文責:鈴木明夫)

ESD21が提唱する「TPS(トヨタウエイ)+ITの相乗効果」がDX化への実現に有効であることを評価され本年7月からの「あいちDX人材育成研修事業」に協力し、愛知県内の中小製造業などのDX導入の加速にお役に立てたものと考えます。
今般、この研修事業でのDX化への「人づくり」と「組織づくり」の手法と成果についてESD21関係講師全員によるダイジェスト版でご報告し、更なるDX化へのご理解を深めて頂けるフォーラムをリアルな会場とZoomでのオンラインを結んだハイブリット形式で下記開催しますのでぜひご参加賜りたくご案内します。

*: DX(デジタル・トランスフォーメーション)とはデジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革することと既存の価値観や枠組みを根底から覆すような革新的なイノベーションをもたらすものです。

1.開催日時:2021年11月29日(月) 15:00~17:20(受付14:30~)
2.実施日時:ハイブリッド形式
  1)リアル会場:ウィンクあいち18階セミナールーム(定員:50名申込先着順)
  2)Zoomウェビナー方式(定員:100名)
3.参加費:無料
4.プログラム:
  15:00~15:10  挨拶と進行  ESD21顧問・理事 鈴木明夫 ➡ 開会挨拶動画
  15:10~15:30  TPSを基本としたモノづくりのIT化による人材育成と企業競争力向上支援 ➡ 資料
                 ESD21代表理事 黒岩 惠
  15:40~16:10  ESD21提唱の「TPSとユニケージ融合実践のDX相乗効果」 ➡ 資料
                 協和工業(株)代表取締役社長 鬼頭佑治氏
                      同 取締役 小林英治氏
  16:10~16:30  DXを成功させるための人材を育てつつ、業務とシステムを継続的
          に変革実現するローコードアジャイル「ユニケージ開発手法 ➡ 資料
                 ESD21理事 / (有)ユニバーサル・シェル・プログラミング研究所代表取締役 當仲寛哲氏

          ―休憩―(10分)
  16:40~16:50  イノベーション=DX=「新価値創造」
                 ESD21理事 / (有)木村デザイン研究所 代表 木村 徹氏 ➡ 動画
  16:50~17:00  DXを実践するものづくりアイデアプロセス創出」成果
                 ESD21 理事/ちかと経営研究所 所長 吉田信人氏 ➡ 資料
  17:00~17:20  質疑応答(全講師)

[[aform281]]

特別企画Webセミナー「アート思考のものづくり」

~日本企業が再び世界を牽引するために必要な顧客価値イノベーション~

 「モノからコトへ」と言われる中で、デザイン思考などの手法が取りざたされています。ユーザー満足を目標とするデザイン思考を超えて、ユーザーの想定を超えた感動をもたらすものが、自ら強く信じる哲学や信念を表現する「アート思考」といえるでしょう。かつて、技術的な機能の高さなどカタログスペックで明示できる形式的な価値が企業の競争優位を規定していた時もありましたが、現在は、消費財であれば、心地よいユーザビリティや心を動かされるデザイン、生産財であれば顧客企業に経済的価値をもたらすソリューション提案など、単純な商品仕様を超えた暗黙的な顧客価値(意味的価値)が競争力を左右する時代となっています。

 今回は、SEDAモデル(Science, Engineering, Design, Art)を提言し、意味的価値やデザイン思考、更にはそれを超えるアート思考への取り組み方を説明いただきます。マツダの魂動デザインに加えて、アップル・ダイソン・キーエンス等の事例を使い、真の顧客価値イノベーションに向けた技術経営をわかりやすく説明していただきます。

~~~  記  ~~~

■ 日時:2021年11月24日(水)16:00~17:40 (受付開始15:40)

■ 場所:Zoom会議室(URLは申込者に1日前に メールでお知らせします)

■ 定員:60名 (ESD21会員優先、11月1日よりビジター歓迎、参加費無料) 

■ 講師: 延岡健太郎 氏  大阪大学大学院経済学研究科教授  

■ プログラム:

 16:00~16:05 挨拶 ESD21理事

 16:05~17:05 講演と質疑応答 講演時間:1時間、2020_11ESD21配布.pdf

   ー休憩 5分ー

 17:10~17:40 質疑応答:30分

■「講演内容」:著書「アート思考のものづくり」より

■講師略歴

 延岡健太郎

大阪大学 大学院経済学研究科 教授 

1981年大阪大学工学部卒業。マツダ(株)入社、商品戦略担当。88年マサチューセッツ工科大学(MIT)経営学修士(MBA)、93年同経営学博士(Ph.D)。94年神戸大学経済経営研究所助教授、99年同教授。2008年より一橋大学イノベーション研究センター教授。12年より同センター長。2018年より大阪大学大学院経済学研究科教授。専門は経営戦略、経営組織、技術経営。主な著作:『MOT[技術経営]入門』『価値づくり経営の論理』『アート思考のものづくり』など。

[[aform282]]

ESD21「TPS&生産性向上」第5回Webフォーラム

自律型マネジメント、TMSによる職場の活性化

-

 参加者からの活発な質問とご意見有難うございました。Q&A担当の理事のコメント掲載しておきます。

〇 活性化マネジメント活動をTMSとして普遍化したことが聴講者から大変好評だったことが、質疑応答からも伺えた。〇 「個人・チームの活性化、やりがい→成果の好循環を産む"しかけ"をつくること」の提案がポイントだろうか。〇 企業ビジョンを経営者とチームと個人が共に達成するため、人の質を上げ続け、仕事のプロセスを改善し続けることが付加価値向上の基本であるなどの講師の主張が特に印象的でした。わかりやすく解説いただいた講師の玉野さんに感謝いたします。(文責:ESD21大鹿)

<以下、イベント案内文>

トヨタの自動車メーカ世界一が見えてきたのは、1995年の奥田社長(後の経団連会長)の頃。日本経済のバブル崩壊後の景気低迷が続く中、奥田社長の「TPSの原点に戻れ」、「トヨタの敵はトヨタだ」などの檄は今でも思い出す。その頃に日本の製造業の強さの源泉のTQCから、欧米のマネジメントを取り入れ、商品やサービスの品質はもちろん、仕事の質やマネジメントの質を高めることを目的としたTQMが再定義された。トヨタにおけるTQMの推進は以下の3点。①生産で培ったTPSの強みを新車開発、販売へ展開する三位一体の取組み、②BR活動(BPRと同じ)の推進、③情報システムの高度化推進。更に、生産・物流の企画部門で開発されたプロジェクトやシステムの全体像を鳥瞰・俯瞰、「見える化」するTLSCが、スタッフ部門に広く展開。職場マネジメントの質の向上を目的としてMAST(Management-quality Advancement System developed by Toyota-group)は、2000年以降に職場マネジメントの改善活動に適用された。「自働化」と同義の「自工程完結」は、生産現場から2007年にスタッフ部門への展開。以上の例に挙げたホワイトカラーの活性化の取組やマネジメントのツール、方法論が開発、展開されてきた。

 (注) BR=Business Reform, BPR=Business Proces Re-enginerring (マイケル・ハマーやダベンポートの書籍などで普及), TLSC=Total Link System Chart

 TMS(Toyota way Management System)とは職場を活性化し、自律型マネジメントにより組織を強くするトヨタ流のマネジメントシステムである。従来の統制型マネジメントでは経験値を積んでも実行力はつくが、問題に直面した際の解決力や組織の方向性を考えながら、自ら目標設定を実施しやりきるための工夫が身につかない。TMSは組織の方向性に沿った、戦力となりうる人材を作るためのマネジメントシステムです。(引用:TMI ホームページ https://toyota-management.com/tms/ )

 今回の講師は、TMS開発のキーマンとして、TMSの普及啓発へ国内だけでなく海外の企業(ロシア、イタリアなど)の指導豊富な講師です。ホワイトカラーの活性化や生産性向上を検討中の企業トップの方にはぜひ参加賜りたくご案内申し上げます。

-

~~~  記  ~~~  

■ 日時:2021年11月15日(月)16:00~17:45(接続受付開始15:40)

■ 場所:Zoom会議室(URLは申込者に1日前に メールでお知らせします)

■ 定員:80名 (ESD21会員優先、10月25日よりビジター歓迎、参加費無料) 

■ 講師: 玉野 亨 氏  (株)豊田マネージメント研究所            玉野氏講演資料 ⇒  資料(玉野).pdf   講師の略歴は、最後尾に記載しています。

■ プログラム:
 16:00~16:10 挨拶と進行          ESD21代表理事 黒岩惠 ⇒ 211115資料(黒岩).pdf      

 16:10~17:45 講演と質疑応答 講演時間:1時間、質疑応答:30分

「テーマ」: 全職場のコアとなる活性化マネジメント活動    

~TMS の実践で全員がワクワク・イキイキして付加価値を産み出す〜

■ 講演概要:

 経営環境変化に応じ、魅力ある商品・サービスを提供し、社会へ寄与する企業運営が求められています。この要は、理念・ビジョンを目指し継続的に実践と改善する全員参加のコア活性化マネジメント活動と考えます。あらゆる業種で応用出来るように、トヨタ式の考えや行動を元に一般化した活性化マネジメント(TMS)を紹介します。

<キーワードと目次>

  ・活性化マネジメント ・生産性 ・チームビルディング ・TPS ・見える化 ・大部屋 ・組織横断活動

1.企業活動と生産性向上

2.活性化マネジメントの必要性

3.活性化企業マネジメント・・・TMS

4.活性化マネジメントの実践

    1)第一段階・・・・ チームづくり

    2)第二段階 ・・・ 全社の大部屋活動

5.活性化マネジメントの評価

6.活動事例

■お問合せ、参加お申込み:

下記の登録フォームで参加申込み下さい。お問い合わせは、黒岩(skuro*esd21.jp)まで、メールでお願いします。*を@に置き換えてからメールをお送りください。

[[aform280]]

 玉野 亨 氏 (株)豊田マネージメント研究所 (Toyota Management Institute )

講師略歴:1976年トヨタ自動車入社。生産技術・製造部門にてユニットや設備制御の生産技術開発、工程計画、工場管理などで現場改善・人材育成を経験。電子生技部長、エンジン工場工務部長、中国にてエンジン現地法人社長、帰国後トヨタ自動車東日本で大和工場長を務めた。2016年より豊田エンジニアリング /豊田マネージメント研究所のシニアコンサルタント。現在はTMS経営改善指導を実践。

Webセミナー「セキュリティ技術のトレンドと

実社会への導入について」

(終了しました)


COVID-19 が吹き荒れ、テレワークやリモート会議が当たり前となった今、セキュリティの課題はさらに複雑化しつつあります。今回はネットワンシステムズ株式会社様から次世代エンドポイントセキュリティなどセキュリティ技術のトレンドや自治体などへの適用事例を紹介して頂くウェブセミナーを企画しました。

日時: 2021年11月5日(金)16:00~18:00 (接続受付開始15:40)
場所: Zoom会議室 (URI は参加者へメールでお知らせします)
定員: 100名(申込み登録先着順) 参加費:無料 (どなたも参加歓迎します)

プログラム
16:00~16:05 【開会挨拶】 ESD21 理事
16:05~17:30 【講演と質疑】 「セキュリティ技術のトレンドと実社会への導入について」

講師: 中川靖久
講師所属: 株式会社ネットワンシステムズ株式会社
講師略歴: 2008年より同社に在席。前職より、主に東海エリアの製造業のお客様へネットワークインフラをご提供。現在は東海、北陸地区の企業、大学、自治体、病院等のお客様へ先進的なネットワーク、仮想化ソリューション、セキュリティインフラ等をご提供。

17:30~18:00 質疑延長〜 閉会

[[aform279]]

定款   会員規約   プライバシーポリシー   リーフレット