ESD21主催「TPS/Agileソフト研究会」セミナー
ソフト開発のTPS/Agileプロセスと自動化/機械化
主催:一般社団法人持続可能なモノづくり・人づくり支援協会(ESD21)
協賛:情報処理学会東海支部、電子情報通信学会東海支部、NPO法人東海インターネット協議会(TIC)
後援:独立行政法人 中小企業基盤整備機構 中部本部、公益財団法人 ソフトピアジャパン
セミナーに参加頂いた皆さんにはご苦労様でした。また、東京から来られた5名の講師の方には大変ありがとうございました。
ソフトウェア開発の分野でアジャイルプロセスが日本にも普及し始め、これまでの多階層の伝言ゲームで、QCDとも満足できない情報サービス産業に、アウトソーシングからインソーシング(戦略的ソフトの内製)の機運もできつつあります。ソフトづくりは、ビジネス系以上に組込みにおいても、ユーザ・ベンダーとも「日本はこのままのやり方では、東アジアの島国の一つに堕してしまう。ソフトづくりの構造改革が必要」との認識を皆さんが持ちつつある様に思えます。ESD21では、ソフト開発プロセスや情報サービス産業の構造改革に問題意識を持つ皆さんと共に、前時代的なウォーターフォール型ソフト開発から脱皮して、ソフトづくりTPS/Agileと自動化/機械化を業界のメインストリームする諸活動を展開しています。
40数年前には花形のコンピュータ分野、現在でも企業経営の根幹を握るITシステムです。しかし、多重下請構造で、優秀な人もスポイルされる、3Kどころか7Kと言われる職場環境で、ITプロジェクトの失敗率70%、ソフト開発におけるムダ(作っても使われない)は60%、というITシステムの現実はなぜか。奥田元経団連会長が、日本経済バブル崩壊の90年代初に、トヨタの社長に就任した時に「改革に反対する者は(給料はやるから)、せめて横で黙っていてくれ。」との強力なメッセージで、改革を断行した時を思い出します。ユーザ・ベンダーともトップマネジメントの不勉強が、企業の弱体化につながります。車造りが20世紀初のフォード方式からトヨタ方式(=リーン方式)に転換してきたように、ウォーターフォール型からTPS/Agile方式に転換していくのは世界の流れ、歴史的必然なのです。
昨日の講師の資料をアップしておきます。益々重要になるソフトやITシステムづくりの地位を高め、日頃から研鑽しスキルを持った人が報われる社会づくり、明るく、楽しいシステムづくり職場を、皆さんととも取り戻す活動を展開しましょう。 (下記の下線付きの青字のPDFをCtrlを押してクリック頂くとダウンロードできます。) 黒岩の追加資料は、当セミナー案内のページ、https://www.esd21.jp/news/2013/07/tpsagile.html の最後尾からダウンロード下さい。
(1)日時:7月16日(火曜日) 13時~17時
(2)会場: ウィンクあいち(名古屋駅前)、12F 1203(中会議室A)
(3)プログラム
〇主催者挨拶と開催趣旨、研究会の紹介
・ソフト開発のTPS/Agileプロセスと自動化/機械化 ESD21主催TPS-Agileセミナー.pdf ESD21会長 黒岩 惠
・TPSアジャイル研究会のご紹介 PSアジャイル研究会紹介.pdf TPS/Agile研推進委員 柘植敏行
〇 ユニケージ開発法の紹介
「ユニケージ開発手法とその適用事例」 USPユニケージ法セミナー資料.pdf
USP良品計画資料.pdf USPビッグデータ導入事例.pdf
(有)ユニバーサル・シエル・プログラミング研究所 代表取締役所長 當仲寛哲 様
〇 GeneXus (ウルグアイ製)紹介
「“作らない開発”を基盤とした、システム開発の革新アプローチ」 GeneXusセミナー資料(公開用).pdf
株式会社アイ・ティ・フロンティア システムグループプラットフォームアセンブルユニット 菊地 敏則 様
福嶋 進太郎 様
〇 Sapiens(イスラエル製)の紹介
「高生産性ツール Sapiensの仕組をご紹介」 SAPIENSセミナー資料(公開用).pdf
日本コンピューター・システム㈱ 第二事業本部 第三ソリューション事業部 事業部長 片山 真也 様
サピエンス・ジャパン(株) アライアンス事業部 事業部長 大北 龍彦 様
会場風景
<参考>
(2) TPSのソフトウェア開発への適用(2006).pdf
(4) TPSのアジャイルソフト開発への適用(2012).pdf
(5) 3月22日アジャイル勉強会講演.pdf (ソフト技術者のためのトヨタ生産方式)