TPS/Lean事業
世界でも喧伝されるTPSは、生産活動だけでなく、多くの業種業態の改善・改革手法として適用され、80年代に衰退した米国製造業をも「リーン生産方式」という名で復活させた。米ITソフトウェア業界では、もの造りにおけるリーン生産方式をソフト開発プロセスに取り入れ、Lean/Agile Software Developmentとして、XP、Scrum、最近ではKanbanなど多くの方法論が提案、適用されている。
当事業では人材育成と人間系重視の TPS を基本としたモノづくり、 IT化支援 (TPS と IT のシナジー)、 TPS/Lean 方式による商品開発・管理業務、サービス業など非製造業分野のプロセス改革・改善、ソフト開発プロセスへのTPS/Agile方式導入支援などを各研究会を通じて行っています。
個別の研究会にご興味ありましたら、最後尾の登録表に記入、連絡下さい。
◎全社最適JIT経営研究会(わくわくJIT研)
TPS/JITの導入・適用を真に成功させるという視点から、研究活動を行っています。 TPSの狙いである「良い流れ創り」へ向けて、トップ、会計、ITの本社視点と現場視点を全社最適視点で統合化するアプローチを取っています。「良い流れ創り」のため、TPSではPull方式を適用しますが、本研究会では中小中堅企業では一般的に採用されているPush方式を、段階的に(TPS型の)Pull方式に移行する「テンプレート(考え方標準)」を研究・策定しました。この(第1ラウンドの研究)成果を書籍および電子出版し、現在、第2ラウンドの研究会を推進中です。
◎TPS/Lean研究会「TPS連続講座」
TPS指導経験豊富な企業OB、学識経験者による経験談を交えた講演により「企業競争力向上とは何か」、「生産性向上のために何をすべきか」を学ぶ場です。この研究会の狙いは、TPSのHow‐to研修ではなく、世界では「Lean方式」、ソフトウェア開発では「Agile方式」と命名された競争優位のビジネスモデルとしてのTPSの本質を学び、高度なICTというツールを適用した企業力、人財力の「改善と改革」の訴求です。今後はオープンフォーラムに加え、少人数(約20名)による参加メンバー事前登録制の「TPS/Lean/Agile研究会」を検討中です。
<ご参考>過去の「TPS連続講座」公開資料と寄稿文
◎TPS/Agileソフトウエア研究会
日本のソフトウェアの諸課題は、ヒエラルキー、トップダウンのUSの開発方法論を導入して以来、開発プロセスに起因する点が大きいと思えます。ESD21では製造業を超えて全ての事業体の生産性向上の思想哲学、方法論であるTPS/Lean/Agile方式の情報サービス産業適用を、ESD21のミッションとして活動してきました。 今後、TPS/Lean/Agileプロセスを業界のメインストリームにすべく、継続的な研究会活動として推進予定です。
<ご参考>過去の「TPS/Agileソフト研」開催写真、公開資料