第1回 全社最適JIT経営研究会 オープンフォーラム ご案内 終了しました
~ TPSを本社力(経営者、原価管理、会計)の視点からも ~
新年度、ESD21ではいくつかの新たな研究会をスタートさせます。この「ESD21全社最適ジャストインタイム経営研究会」は、TPSを「本社力(経営、原価、会計)」、「現場力」、「IT力」の3つを連携させて本当に経営の効果をもたらす(成功させる)ものにすべく,特に本社力の視点から研究活動を行うものです。
TPSはややもすると現場偏重で考えられ、本社の視点(例えば原価管理)などから逆行することも多々あり、失敗している例も少なくありません。本当にTPSを成功させるためには,この3つの力を連携させ、全社最適な事業活動を行っていかねばなりません。
今回のオープンフォーラムでは,この研究会の中心となる3名の方(※講師略歴は下記)の講演を踏まえた、会場参加型のワークショップを予定しております。
オープンフォーラムは下記の通り開催します。特に、過去の振り返りを、将来につなげていく貴重なフォーラムになるかと思いますので、奮ってご参加ください。(※好評のうちに終了しました)
記
・主催 一般社団法人「持続可能なものづくり・人づくり支援協会(ESD21))
(1) 日時 : 2015年5月28日(木)13:30~17:00(13:00受付開始)
(2) 会場 : 名城大学名駅前サテライト(MSAT)
http://marc.meijo-u.ac.jp/top_news/20130923/Mei_Eki_Satellite.pdf
(KDX名古屋駅前ビル13階、入り口=ジュンク堂書店側、名古屋駅から5分)
(3) プログラム
13:30 ~ 17:00
Ⅰ ご挨拶 ESD21 会長 黒岩惠
Ⅱ 講演 『TPSを全社最適で成功させるためには』
1.河田 信氏 (名城大学名誉教授、椙山女学園客員教授)
「流れを創る経営システム構築にける突破すべき現実的課題は何か」
(4/24の 当研究会準備会議報告と今後の研究会の進め方をめぐって)
2.野村 政弘氏(リーネットジャパン(株)常勤監査役、元デンソーSI取締役)
「現場、本社(会計)、IT」の三位一体化を妨げる要因に関わる体験と解決方向」
3.今徳義宣氏(コンサルタント、元三五(株)常務取締役)
「中小企業のJIT導入において今、克服すべき現実的課題例」
Ⅲ ワークショップ
「実践JIT経営研究会発足における解決すべき課題をめぐって
~ 三位一体の視点から今、何が問題か、どういう取り組みが必要か ~
(準備会議結果の更なる具体的展開に向けて、会場参加で議論をまとめて参ります。)
コーディネーター 河田信氏、野村政弘氏、今徳義宣氏、他
17:30~20:30
Ⅳ 懇親会
(※ 希望者=会費:5,000円、会場=名古屋駅近辺)
(4) 定員 : 80名
(5)参加費: 無料(ESD21会員優先)
(6)申込み:下記URLよりお願いします。(※終了しました)
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※ 講師略歴
①河田 信
1942年 中国北京に生まれる。
1964年 慶応義塾大学法学部政治学科卒業
1964年 株式会社明電舎入社
1970年 帝人製機株式会社入社
1987年 同社システム部長、企画部長、開発推進部長を歴任
1997年 経済学博士(東北大学)
1999年 名城大学商学部教授
2001年 名城大学大学院経営学研究科主任教授
2006年 名城大学大学院経営学研究科長
2013年 名城大学名誉教授
2015年 椙山女学園大学客員教授 (現在に至る)
著書、文献
『トヨタシステムと管理会計』 中央経済社、2004年
「21世紀製造業の経営システムを支援するシステム再設計アプローチ
- 俯瞰管理会計学の提唱」 日本会計研究学会第63回全国大会
統一論題報告 2004年 その他
「ジャスト・イン・タイム経営入門―5Sから本社、会計、資本市場まで」(共著)
中央経済社、2011年
②野村 政弘氏
1965年 名古屋工業大学経営工学科を卒業。日本電装株式会社(現㈱デンソー)に入社。
1971年~生産管理部所属。「トヨタ生産方式」の改善チームとして、トヨタ自動車大野耐一氏
の下、鈴村氏、張氏(現名誉会長)によりデンソーにて2年間の常駐指導に対応。
1975年~情報システム部にてバーコードリーダー及びバーコード付「かんばん」を開発。
1991年 ㈱デンソーシステムズ設立(現㈱デンソーエスアイ)。QRコード応用システム開発。
2003年 名城大学大学院 経営学研究科客員教授。「トヨタ生産方式とITについて」講義。
2006年 ネットオフ株式会社 監査役。 中古本の買取、出荷業務に「トヨタ生産方式」を
導入。
2010年 経済産業省委託 「サービス産業生産性革新委員会」委員、W/G。
(経済産業省「サービス産業における業務改善標準整備事業」報告書2011年) http://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2011fy/E001307.pdf (621頁)
著書、文献
・ 「バーコーダーの開発と生産管理」 IEレビュー:1981年
・ 「独自の方法でJIT生産とボトムアップ型CIMを追求」 工場管理:1993年
・ 『QRコードのおはなし』 日本規格協会:2002年 その他
③今徳 義宣氏
1964年 名城大学理工学部卒業
2007年 名城大学経営学部ものづくりコース修士課程卒業
1964年~2007年 トヨタ関係業績のみ
・トヨタ東富士研究所 及び日本自動車部品総合研究所 5年間出向、エンジン系部品技術開発習得
・トヨタ、ダイハツ、日野各社の排気系承認図体制・人材づくり、海外工場進出に伴う諸対応
1975年~2007年 JITに関する業績
・トヨタ生産方式導入時、改善(ポカヨケなど)支援
・リードタイム短縮・・・・設計・生技標準化推進、リーン設計(主査制、開発ムダ排除)、3D体制・仕組
・・・・成果:リードタイム1/2、製品コスト1/2
・排気管多回納入・・・・・・・「デリバリー設計」(発案元祖:元トヨタ生調室中山氏)方式による生産仕組
・・・成果:8便/日納入
・中小企業JITコンサルタント・・・成果:現場力向上(ものづくり基本ルール)、金型段取替時間短縮、
後戻なし5S・自主保全、工場指標(設備総合効率など)向上、改善マン育成1社2名