(終了)第7回 ITトレンド・フォーラム 「人工知能研究は脳を生み出すか」

第7回 ITトレンド・フォーラム

「人工知能研究は脳を生み出すか」

主催: 一般社団法人「持続可能なモノづくり・人づくり支援協会(ESD21)」
   中京大学 (共催)
協賛: 中京大学理工系四半世紀記念事業世話人会、経営情報学会東海支部、情報処理学会東海支部

 2016年11月22日(火) に第7回 ITトレンド・フォーラム 「人工知能研究は脳を生み出すか」を開催いたしました。 2045年にコンピュータが自ら人工知能を開発する能力を持つようになるシンギュラリティが訪れると言われていますが、それより早い2030年頃を目標として脳を越えた汎用人工知能の構築を目指しておられるNPO法人全脳アーキテクチャ・イニシアティブ代表(株)ドワンゴ 人工知能研究所所長の山川宏さんをお迎えし、どのように脳に学び脳を越える汎用人工知能を作り上げようとしているのか、お話をお伺いしました。
 なお、今回をもって ITトレンドフォーラムは終了です。活動は新しい研究会「持続可能な技術選択ポリシー研究会」に引き継がれます。

(1) 日時: 2016年11月22日(火) 15:00 - 17:20 (開場14:00)

(2) 会場: 中京大学名古屋キャンパス1号館3F 清明ホール

www.chukyo-u.ac.jp/information/facility/g1.html

(3 ) プログラム

15:00 - 15:10 主催者挨拶

15:10 - 16:40 講演

演題: 「汎用性の創発を脳に学ぶために」

講師: 山川宏氏 (ドワンゴ人工知能研究所所長)

概要: 以前より計算機は論理的推論など大人が得意とする知能に強みがあった。
近年は、深層学習発展により認識や運動に関わる子供の知能を急速に獲得しつつある。
今後は、人のような汎用性の高い人工知能をつくるためには、こうした二つの能力を組合せてゆく必要がある。
人の脳では、そうした機能が何らかの形で実現されているとおもわれるが、そのメカニズムは未だ明らかではない。
しかし、今後の神経科学の発展に後押しされ、脳に学んで知能の汎用性を実現しうる可能性について述べる。

16:40 - 17:10 質疑応答

17:10 - 17:20 ESD21 新研究会発足のご案内

(4) 参加人数: 120人 (定員: 400名) 

当日の様子

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当日の資料

ittrend7-yamakawa-v2.pdf

講師略歴:

 山川宏氏

1965年2月8日 埼玉県生まれ
NPO法人全脳アーキテクチャ・イニシアティブ代表
人工知能学会 編集委員長
電気通信大学大学院 情報システム学研究科客員教授
玉川大学脳科学研究所 特別研究員
人工知能学会汎用人工知能研究会主査
産総研人工知能研究センター客員研究員
専門は,人工知能,特に,認知アーキテクチャ,概念獲得,ニューロコンピューティング,意見集約技術など
工学博士
1987年:東京理科大学理学部物理学科卒業
1989年:東京大学大学院 理学系研究科 物理学専攻 修士課程修了
1992年:東京大学大学院 工学系研究科 電子工学専攻 博士課程修了
1992年:(株)富士通研究所入社
1994年:同社から通産省リアル・ワールド・コンピューティング・プロジェクトに参加
2014年:(株)ドワンゴ 人工知能研究所 所長
2015年:産総研人工知能研究センター客員研究員就任
2015年:特定非営利活動法人 全脳アーキテクチャ・イニシアティブ 代表就任
2015年:電気通信大学大学院 情報システム学研究科客員教授就任
現在に至る

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