この研修会は企業の経営企画部門およびIT部門の責任者、マネージャーを対象に経営戦略の立案から、戦略に基づく業務プロセスの改革、そして新プロセスにITを導入するまでを仮想の会社KM工業を例にして実践的に学んでいきます。演習をふんだんに入れ知識だけでなく現場で使えるノウハウ、スキルが身につくカリキュラムとなっております。
受講者の皆様から企画、IT部門マネージャーを対象とした研修として今までにない内容である、大変役立ったとの評価を頂き
好評のうちに終了しました。有難うございました。
1.主催: 一般社団法人 持続可能はモノづくり・人づくり支援協会(ESD21) ITマネジメント研究会
2.研修の狙い:この研修は以下のニーズに応えます
- 経営環境の変化に対応した戦略的な経営計画を作りた
- 業務改革の必要性を感じているが何からどう始めればよいのか
- 会社の基幹システムが旧くなり再構築の必要性を感じている
- 情報システムを再構築し会社を変えるきっかけにしたい
- 現在の情報システムをもっと経営に役立つものの変えたい
- 現状の情報システムは業務ごとバラバラなので一貫したシステムに作り変えたい
- IT・業革プロジェクトリーダ―・メンバーのための体系的な研修がないだろうか
3.対象:上記課題をお持ちの下記の方
- 情報担当の役員、マネージャー
- 経営企画担当の役員、マネージャー
- 中小企業の社長、後継者、幹部
4.内容:
経営戦略立案→業務プロセス改革→IT企画→IT調達→IT構築→IT活用までの6フェーズを仮想の会社の仮想の
プロジェクトで疑似体験します
(1) 経営戦略立案・・・事業環境を分析し、経営戦略を立案する
<狙い>経営環境の分析および経営戦略の立案方法を学びます
(2)業務プロセス改革・・・現状の業務プロセスを分析し経営戦略に適う改革プロセスを立案する
<狙い>戦略実現のため開発・製造・販売などの業務プロセスをどのように変革していけばよいかを学びます
(3)IT企画・・・ITの現状を分析しプロセス改革に資するITを企画立案する
<狙い>業務プロセス改革にIT(情報システム)をどのように組み入れていけばよいかを学びます
(4)IT調達・・・IT企画を実現するためのRFPを作成し、各ITベンダーからの提案を受け評価・選定する
<狙い>自信をもってIT業者・IT製品を選定するための方法と注意事項を学びます
(5) IT構築・・・業務プロセス改革の実施と情報システム構築のためユーザ企業側で必要なマネジメントを行う
<狙い>業務プロセス改革の実施方法とIT構築フェーズにおけるユーザ企業側のマネジメントについて学びます
(6) IT活用・・・IT化の効果の評価と再構築後の課題対策を行う
<狙い>IT導入を成功させるため(失敗しないため)の注意点を考えます
5.仮想会社KM工業のプロフィールと課題
売上110億円、従業員270名の充填機、3次元測定機の製造メーカー。充填機ではNo1企業。
測定器は5年前に企業買収し参入。現在の社長は先代から事業を引き継いで3年目。今回、プロジェクトを編成し将来に向かって
新たな経営戦略を立て、さらにIT再構築まで取り組むこととなった。
<KM工業を取り巻く経営環境と主な課題>
・充填機で2番手メーカーであるSK工業が安値攻勢をかけてきている
・充填機は高速化、高精度化が求められている
・高度な技術を持つ外注加工・組立メーカーが少なくなっている
・技術にこだわり高コスト体質になっている
・プラットフォームや部品の標準化を進めたい
・中堅社員が不足しておりいびつな人員構成になっている
・受注ごとの正確な採算が分からない
・基幹システムはいまだに20年前の旧いオフコンシステムを使っており新たな要望に応えられない
<プロジェクトチームに与えられたミッション>
⇒将来に向かってどのような経営戦略を立てるか?
⇒そのための業務改革どのように行っていけばよいのか?
⇒業務改革で情報システムをどのように活用するか、またそのためにはどのように情報システムを再構築すればよいのか?
6.会場: ネットアーツ会議室 金山駅徒歩1分 http://www.netartz.com/access
7.日程: 3日間コースで時間は毎回 9:30~17:00
1日目(7月2日水曜日) 2日目(7月9日水曜日) 3日目(7月16日水曜日)
8.講師プロフィール:
30年間、ヤマハ発動機にて業務改革、情報システムの企画・導入マネジメントを行う。2002年にコンサルティング会社(株)BIBを設立し
主に中堅企業を対象にした経営情報化の指導を行う。2003年よりITCインストラクタとしてユーザ企業のITマネージャ‐、ベンダー企業の
SEを対象にコンサルタント育成の指導を行う。また、2010年よりESD21の「ITマネジメント研究会(塾)」を主宰。
現在、(株)BIB代表取締役、 ESD21 理事、 中小企業基盤整備機構 アドバイザー、 名古屋地裁、津地裁 専門委員(IT)。
技術士(情報工学)、特種情報処理技術者、ITコーディネータ。
9.定員: 15名程度
10.参加費:
7万円( ただしESD21会員は6万円 、平成26年度から会員になる場合は会員扱いとします。また同じ団体から2名以上お申し込みの場合は2人目からは1万円引きになります)
※ 問い合わせ先: 池山昭夫 ikeyama@fsinet.or.jp