ESD21特別フォーラム「持続可能な技術を考える」
主催: 一般社団法人「持続可能なモノづくり・人づくり支援協会(ESD21)」
2017年度から活動を開始した「持続可能な IT 技術選択ポリシー研究会」の一年間の活動報告に加え、技術運用現場でのドキュメンテーションや「運用でカバー」の問題について長らく研究されている 波田野 裕一 氏をお迎えし、自動化と属人化の狭間で企業への技術導入や運用はどのように進めて行ったらよいかなどの持続可能な技術の導入と運用のあり方についてご講演を頂き、ご参加の皆様とディスカッションを行いたいと思います。日頃より技術の導入、運用に問題意識を持たれている皆さまのご参加をお待ち致しております。 (非会員も可)
(1) 日時: 2018年3月30日(金) 14:00 - 17:00 (開場13:30)
(2) 会場: 中京大学名古屋キャンパス1号館1F グループ学習室1
www.chukyo-u.ac.jp/information/facility/g1.html
(3 ) プログラム
13:30 開場
14:00 - 14:30 「持続可能な IT 技術選択ポリシー研究会」 活動報告
14:45 - 16:15 講演
演題: 「技術導入とその運用設計を考える - 過去と未来と」
講師: 波田野 裕一 (運用設計ラボ合同会社)
概要: 20世紀末頃からの急激な情報通信技術の発展は社会を大きく変革しつつあり、新たな技術やサービスの勃興は著しいものがあります。 しかし、技術やサービスの進歩に追われるあまり、論理的かつ複眼的な考察が抜け落ちたまま走り続けているということはないでしょうか。
これまでのIT技術は企業や社会をどれだけ効率化し、生産性をあげ、発展させたのでしょう。そしてどれだけ人々を幸せにし、また不幸にしたのでしょう。そして今後の新技術の効果はどのように評価されていくのでしょう。 このようなことを整理せずに先に進むことは、足場を固めずに砂の塔を立てることに等しいと考えられないでしょうか。
今回は、インターネットサービスにおける技術進歩を追い続ける運用エンジニアの視点から上記の整理をしつつ、AI技術の導入が進むなかで職人と呼ばれた人々の今後の役割がどうなっていくか、自動化と属人化の狭間で企業への技術導入や運用はどのように進めて行ったらよいか等、新技術の恩恵とリスクをどのように捉え、どのように持続可能なかたちでIT技術と関わっていくかについて考察していきます。
発表資料を公開していただきました。
16:15 - 16:45 ディスカッション
(4) 講師について:
ADSLキャリア/ISPにてネットワーク運用管理、監視設計を担当後、ASPにてサーバ構築運用、ミドルウェア運用設計/障害監視設計に従事。システム障害はなぜ起こるのか? を起点に運用設計の在り方に疑問を抱き、2009年夏より有志と共同で運用研究を開始。2013年に独立して、運用設計ラボ合同会社を設立。運用改善支援、ドキュメンテーション支援および関連教育を行なっている。
日本MSP協会特別会員(MSPビジネス情報ワーキンググループ共同チェア)、Internet Weekプログラム委員、セキュリティLABOアドバイザー
AWSのユーザーコミュニティ「JAWS-UG」のCLI専門支部/アーキテクチャ専門支部の運営にも携わっている。
(5) 定員: 40名
(6) 懇親会も予定しています。(締め切りました)
(7) 申し込み: (終了しました)