ESD21主催「ソフトウェアの生産性向上とTPS/Agileプロセス」ご案内
ESD21TPS/Agileソフト推進委員: 佐藤博昭、柘植敏行、古畑慶次
久しぶりのTPS/Agileソフトのセミナーにも関わらず、定員90名近くの参加を頂きありがとうございました。写真と公開講演資料ををアップしていますので、ご参照ください。(写真はクリック頂くと拡大しクリアになります)
日本のソフトウェアの諸課題は、ヒエラルキー、トップダウンのUSの開発方法論を導入して以来、開発プロセスに起因する点が大きいと思えます。ESD21では設立以前から、競争力優位のビジネスモデルとして製造業を超えて全ての事業体の生産性向上の思想哲学、方法論であるTPS/Lean/Agile方式の情報サービス産業適用を、ESD21のミッションとして活動してきましたが、本イベントを久しぶりに開催。 今後、TPS/Lean/Agileプロセスを業界のメインストリームにすべく、推進委員中心に事前登録のグループにより継続的な研究会活動を推進予定ですので、 ご関心ある方は是非ご参加、ご支援下さい。 研究会の具体的なテーマや進め方など、新年度から研究会を開始しますので、下記の登録フォームの(仮)ソフトウェア生産性とTPS/Agile研究会に、参加登録お願い致します。
日頃はESD21の活動にご協力とご支援を頂き誠にありがとうございます。
中部地区は、自動車分野をはじめ、工業製品の出荷では日本を代表する地域です。しかし、東アジアの台頭やIoT時代を迎えるにあたり、構造変化など、課題は山積しております。例えば、自動車分野では電動化、特に本格的に導入期を迎えようとしている自動運転や燃料電池車がソフトウェアに大きく依存し、これらの技術を実現する上で、組込みシステムの複雑さやソフトウェア開発量は、ますます増大の一途をたどっています。
本セミナー開催の共通テーマを「ソフトウェアの生産性向上とTPS/Agileプロセス」として、国際大学GLOCOM所長の前川先生をお招きし、日本のソフトウェア業界における問題をいくつかの視点で取り上げて議論していただいきます。後半では、実際の現場でのソフトウェア開発の生産性向上やQCD改善に向けた事例報告として、組込系ソフト開発へのTPS/Agileプロセス、企業情報のシステム開発へのTPS/Agileプロセス、さらにソフトづくりの機械化/自動化/高速化の事例として、日本発のユニケージ法とその海外展開について、報告させて頂きます。
今回の知見を皆様の開発現場にもぜひ適用頂きたく、奮ってご参加をおねがいします。
ご参考: 最下欄に、過去のESD21主催・共催のTPS/Agile ソフトのイベント(会場写真、講演資料アップ)転載しています。
~~~~~~~~~~~~~ 記 ~~~~~~~~~~~~~
- 開催日時: 2017年3月3日(金曜日) 13:30~17:15 (受付13:00)
- 会場: 東桜会館、研修室2
地下鉄: 東山線「新栄町」、東桜線「高岳」より各徒歩5
http://www.chudenfudosan.co.jp/bunka/higashisakura
- 参加者数 90名
- 参加対象: 製造業、ITサービス業の幹部、マネージャー
- 費用: 会員: 無料 (法人会員は3名まで)
ビジター:無料(ESD21役員、関係者、講演者による招待者)
ビジター:3千円(当日お支払いください)
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●プログラム 司会: 萩原 智昭(ESD21担当理事)
(1)主催者挨拶と開催趣旨 黒岩惠(ESD21会長) 紹介資料(黒岩).pdf 13:30~13:45
(2)基調講演「日本のソフトウェア業界が直面している課題」
国際大学グローコム研究所長 前川徹 氏 講演資料(前川).pdf 3:45~15:05
<概要>日本のソフトウェア業界が直面している人材不足、ソフトウェア技術者の生産性のバラツキ、人月単価、開発におけるデスマーチ、多層下請構 造 などの問題について、その本質を考える。
休憩 (15分) 15:05~ 15:20
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(3)講演1 「プロダクトライン開発におけるアジャイルプロジェクトマネジメントの適用事例」
(株)デンソー アドバンストセーフティ事業部 先進安全技術4部課長 林健吾 氏 講演資料(林).pdf 15:20~ 15:55
<概要>プロダクトライン開発の製品導出において、SPLEの本質的特徴である反復性に着目して、プロジェクトマネジメントの管理性の向上を実現した。注目したアジャイル開発の原理と、適用に至る考え方、適用事例、その効果を紹介する。
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(4)講演2 「中電シーティーアイ流ハイブリッド型アジャイル開発について」
(株)中電シーティーアイ電力システム事業部 計画部 佐村卓 氏 講演資料(佐村).pdf 15:55~ 16:30
<概要>従来のウォータフォール型の開発手法と、TPSの精神を源とするアジャイル開発手法を組み合わせることで、互いの利点を活かしたソフトウェア開発手法を確立した。
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(5)講演3「TPS/Agile手法を超えた日本発のユニケージ開発手法の適用事例」
USP研究所所長(ESD21理事) 當仲 寛哲氏 講演資料(當仲).pdf 16:30~17:05
<概要> ユニケージ開発手法は、25年間にわたり独自の進化をとげた日本発の開発手法です。わかり易いUNIXの基本機能のみでシステム構築でき、長期にわたって使用できるシステムの構築や、システム内製化に用いられています。流通業や金融業、ビッグデータの高速処理の実績を踏まえ、最近のユニケージの製造業への取り組みについてご紹介します。
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(6)総合質疑、推進委員からのコメント 17:05~17:20
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●懇親会: 参加者と講師、ESD21理事、推進委員による自由討議、どなたも参加できます。(先着30名) 会費:4千円(領収書発行)
<会場>FLAIR × バル Level4 (レベル4): 徒歩(約5分) 名古屋市中区新栄1-6-6 直進舎ビル 2F(TEL: 052-262-9666) https://r.gnavi.co.jp/cdtyxsk00000/map/
●お問合せ、参加申込み:下記の参加フォームから登録下さい。 お問合せは、黒岩:skuro*esd21.jp (*を@に変更)までメールでどうぞ。
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<TPS/Agile関係の黒岩拙稿>
(3) TPSのソフトウェア開発への適用(2006).pdf
(5) TPSのアジャイルソフト開発への適用(2012).pdf
<ESD21の過去のTPS/Agile ソフトのイベント>
●TPSの本質とソフトウェア開発への適用、講演+ワールドカフェの夕べ
https://www.esd21.jp/news/2011/05/tps-1.html
●ソフト開発プロセス改革・TPS/リーン/アジャイル
https://www.esd21.jp/news/2012/03/qcdtps.html
●ソフトウェア技術者のためのトヨタ生産方式(TPS) (名古屋アジャイル勉強会主催)
https://www.esd21.jp/news/2013/03/tps-2.html
●ソフト開発のTPS/Agileプロセスと自動化/機械化
https://www.esd21.jp/news/2013/07/tpsagile-1.html
●「カイゼンの足かせ」から「カイゼンを牽引するIT」へ ~これからの情報システム作りを考える~
https://www.esd21.jp/news/2014/03/esd21-tps-1.html
●TPS/アジャイル 事例発表会
https://www.esd21.jp/news/2015/02/218tps.html
●ESD21/JASA共催「TPS/Agile組込システム」